劇団茶番主義!(ちゃばにずむ!)のブログ。 次回公演は2016年6月3〜5日「異国の心臓−反芻−」@中野スタジオあくとれ ★HP http://chabanism.chakin.com/ ★twitter @chabanism2013
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仲の良い人たちで旅行に行ったとしましょう。そこでたくさん友達の写真を撮ります。あとで出来の良い写真をみんなに配ったとして、みなさん残りの写真はどうしてます?データであれ紙であれ、手元に残った写真たちは、持ち主に背徳感と罪悪感を与えます(よね?)。独りでお気に入りの写真を見てニヤニヤしてると思われるのは避けたいものです。
なぜこんな話をしたかと言うと、僕は出番がさほど多くないため稽古中はメンバーの写真をたくさん(盗)撮っていまして…。罪悪感が無くなるよう、何か有効活用したいなと。
ところで明日、僕小波は『許されざる者』を観に行こうと思っています。面白そうですよね、アレ。イーストウッドのオリジナルを知っていると、もっと楽しめるんでしょうけど。それはともかく、映画を観ることに決めてはたと気づきました。これだ!これで写真を活用できる!
モンタージュ……映画で、多数のカットを組み合わせてつなぎ、一つの作品にまとめ
る手法。映画フィルムの編集。(『大辞泉』より)
モンタージュというのはずいぶん幅のある言葉で、一口に説明するのは難しいです。今回のように写真の場合は写真のコラージュ「フォトモンタージュ」や、刑事物でおなじみの「モンタージュ写真」などがありますが、今回使うのはそんな技術を持ち合わせてない人たちにも優しいモンタージュです。
具体例を見てみましょう。
下の写真は全く別の文脈で撮られたものですが、2枚順番に見ますと…
環(渡邉正臣)が釘付けになっているのは、セクシーポーズをとる脚本家(山科有於良)と見て取れます。2枚の写真があることにより、そこから人は文脈や意味を引き出すわけです。他にも例えば2枚目がパンツだと、パンツを眺める正臣くんになるわけです。
それではさっそく実践です。以下の写真で4コママンガを作ってみましょう。
①あ〜あ、ついてねェなァ… ②君!我が軍に入らないか? ③えっ!?それってオレがイケメンだから?④真琴「調子に乗んな!!」
⑤環 「すいませんでした…」
うーん…これは楽しい!仰々しくモンタージュなど持ち出さなくても良かった気はするけど、勝手にいろいろ組み合わせては「茜ちゃん何やってんねん!!」とかつっこむの楽しい!こうして十二分に活用すれば、あまった写真から背徳感と罪悪感に苛ま………されまくりじゃないですか!悪気はなかったんですけど…。本末転倒も良いとこです。
きっと次回の稽古で、許されざる者の僕はコテンパンにされることでしょう。みなさん、本番に僕がいなかった時には察してください。そしてその時は拍手の前に合掌でもしていただければと思います。