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CHABANISM!BLOG

劇団茶番主義!(ちゃばにずむ!)のブログ。 次回公演は2016年6月3〜5日「異国の心臓−反芻−」@中野スタジオあくとれ            ★HP http://chabanism.chakin.com/ ★twitter @chabanism2013

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明日はいよいよSTスポットへ!!

いよいよ公演も迫ってきました。
 今日の練習で普段の稽古場での練習は終わり。明日は本番の劇場「STスポット」で仕込みやら場当たりやらゲネやら何やら、いろいろ忙しく過ごして本番に備えます。

 今回の公演『不幸の星』にはたくさんの人の協力がありまして、映像、小道具、衣装、音楽など細かいところまで作り込まれているそうです。「そうです」などと申しましたが、普段の稽古はだいたい役者のみで行われるので、我々役者陣もまだ舞台の完成形を見てないんですね。ここでどんな照明がつくかとか、どんな映像が入るかとかは、今まで想像しながら稽古をしてきたわけです。

 それが遂に明日、優秀なスタッフたちが丹誠込めて作った様々なものがひと所に集まるのです!これには我々役者も非常に楽しみです!やはり音楽一つ、照明一つでもずいぶん雰囲気が変わりますから。
 しかし最後はやはりお客さんですね。お客さんの反応で自分の演技に新鮮な何かが加わって初めて生の舞台になるわけです。聞き知ったような常套句を偉そうに語るのはよそうかと思いましたが、実際そうなのですから言っても構いませんよね?

 ありがたいことに、28日の夜公演と29日の昼公演は満席となっております。28日昼と29日夜に関してはまだお席に若干の余裕がありますので、チケットをお求めの方はお急ぎください。


さらば、普段の稽古場!!ちょっとさみしいのですが感傷に浸るのは本番が終わってからにします!

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不幸の星座

今日9月19日の夜は十五夜でございます。
きっと皆さんススキを飾ったり(不幸な人はススキで手を切ったり)、団子を食べたり(不幸な人は団子を喉に詰まらせたり)していることでしょう。
幸い横浜の天気は晴れており、あまり星の見えない都会の空にも月が美しく輝いております。


さて、今回の演目は『不幸の星』ということでございますので、まるまると太った月を見るついでに不幸な星を探すつもりでしたが、物語付きの星座という奴はだいたい不幸だということに気づきました。不幸の星座なんかありすぎて、星座は不幸といった方が正しいほどでございます。


今見える星座の中でもとりわけ不幸な星座、へびつかい座の話でもしましょうか。

こ のヘビつかいのおじさんは名を「アスクレピオス」と言いまして、その出生から気の毒でございます。神のアポロンと人間であるコロニスは遠距離恋愛をしてい たのですが、二人の通信手段であったカラスが道草食って遅れた言い訳に「コロニスが浮気していた」などと言ってしまいます。
これを聞いたアポロンは子を宿していたコロニスを殺してしまうのですが、そのとき何とか助け出された赤子こそ、このアスクレピオスその人であります。
このアスクレピオスはその後、ケンタウロスに育てられ医学を学ぶのですが、ついに蘇生術すら習得してしまいます。しかし、そのことに怒った冥王ハデスは、ゼウスに彼を殺させるのでありました。


神話には事細かに心理描写がないため、想像を膨らませられるのですが、きっと彼が蘇生術を使えるようになったのは、単に腕が良かったからというだけでなく、母親を蘇らせたかったのではないでしょうか?医学を学んだ結果習得したのではなく、はなから蘇生させることを自分の最大の目標に医学を学び生きてきたのでしょう。
そう考えると禁断の技とは言え、彼は目標であった蘇生術を習得したとたん殺されるわけですから、なおのこと気の毒であります。


今では星座として親しまれていますが、気の毒な彼の頭の部分に相当するきら星の名は「ラス・アルハゲ

つくづく不幸な星座の話でありました。

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あまった写真の活用術〜打ちひしがれる環編〜


 仲の良い人たちで旅行に行ったとしましょう。そこでたくさん友達の写真を撮ります。あとで出来の良い写真をみんなに配ったとして、みなさん残りの写真はどうしてます?データであれ紙であれ、手元に残った写真たちは、持ち主に背徳感と罪悪感を与えます(よね?)。独りでお気に入りの写真を見てニヤニヤしてると思われるのは避けたいものです。


 なぜこんな話をしたかと言うと、僕は出番がさほど多くないため稽古中はメンバーの写真をたくさん(盗)撮っていまして…。罪悪感が無くなるよう、何か有効活用したいなと。


 ところで明日、僕小波は『許されざる者』を観に行こうと思っています。面白そうですよね、アレ。イーストウッドのオリジナルを知っていると、もっと楽しめるんでしょうけど。それはともかく、映画を観ることに決めてはたと気づきました。これだ!これで写真を活用できる!

 名付けて「モンタージュ式写真活用術」!!(ひねりのなさに我ながらびっくりする)


  
モンタージュ……映画で、多数のカットを組み合わせてつなぎ、一つの作品にまとめ  
                                    る手法。映画フィルムの編集。
(『大辞泉』より)



 モンタージュというのはずいぶん幅のある言葉で、一口に説明するのは難しいです。今回のように写真の場合は写真のコラージュ「フォトモンタージュ」や、刑事物でおなじみの「モンタージュ写真」などがありますが、今回使うのはそんな技術を持ち合わせてない人たちにも優しいモンタージュです。


 具体例を見てみましょう。


 下の写真は全く別の文脈で撮られたものですが、2枚順番に見ますと…


 
 


 環(渡邉正臣)が釘付けになっているのは、セクシーポーズをとる脚本家(山科有於良)と見て取れます。2枚の写真があることにより、そこから人は文脈や意味を引き出すわけです。他にも例えば2枚目がパンツだと、パンツを眺める正臣くんになるわけです。



 それではさっそく実践です。以下の写真で4コママンガを作ってみましょう。





てんでバラバラに撮った写真ですが、並べ方を工夫すると…
  


①あ〜あ、ついてねェなァ…  ②君!我が軍に入らないか?  ③えっ!?それってオレがイケメンだから?④真琴「調子に乗んな!!」
                                                   ⑤環
 「すいませんでした…」



 うーん…これは楽しい!仰々しくモンタージュなど持ち出さなくても良かった気はするけど、勝手にいろいろ組み合わせては「茜ちゃん何やってんねん!!」とかつっこむの楽しい!こうして十二分に活用すれば、あまった写真から背徳感と罪悪感に苛ま………されまくりじゃないですか!悪気はなかったんですけど…。本末転倒も良いとこです。


 きっと次回の稽古で、許されざる者の僕はコテンパンにされることでしょう。みなさん、本番に僕がいなかった時には察してください。そしてその時は拍手の前に合掌でもしていただければと思います。

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